知人が事務所を越した。
「2トントラック分、書類を捨てたよ」と笑った。
その2トンの書類がイメージできなかったが「なかなか、すごいね~」と言った。
「いやあ、ホント!すっきりしたよ」と彼はまた楽しそうに笑った。
そして「まだ段ボール6箱開けてない」と付け加えた。
さてさて、自分の事を考える。
多分「見なかったことにしよう」と言う流れになる。
何故か今は、本当に片づけられない書類たち。
もしかするとをまだ含んでいる。データ化したとしてもなぜか捨てられない類のものが溢れている。
いわば時代の亡霊である。
「歴史」として纏めるならいいが、そうでもなければただの時代の亡霊たちである。
「断捨離はいいぞ~!」という彼の言葉がズーンと響く。
ダンシャリーン・・・という音が聞こえる。
ん・・・よさそうだな。